vol.73 星の組曲

家でみつけた光のプリズム☆
家でみつけた光のプリズム☆

保存箱にごっそり眠っている

私の好きな詩やことばたち。

 

ふと目にとまって、

あっ、いま、このタイミングであげたいな。と思った

谷川俊太郎氏の大好きな詩のひとつをご紹介。

 

 

 『星の組曲』 私の星座


 星のように投げ上げられた 空に ある日
 それが私の誕生の日
 そこにはもう他の星たちがいた

 母の星 父の星 姉の星 祖父の星……

 育つにつれて星の数は増えていった
 好きな友達の星 苦手な友達の星
 恋人の星 ライバルの星 誰にも言えない星……

 やがて気づいた 私たちは星座なのだと
 私はその中のただひとつの星 どの星とも違う

 どんなに近づいても星と星の間には遠さがある

 でも星座は決して消え去ることがない
 目に見えない心の線にむすばれて

 私が死んでも誰かがきっと覚えていてくれる
 星と星をつなぐゆるやかなかたち

 誰ひとり中心ではないあの美しいかたち


 

最後の

「誰ひとり中心ではないあのしいかたち」

ってところが、とても好きです


クリスタルボウル演奏会
クリスタルボウル演奏会